高齢者にやさしいインテリアコーディネート術
現在、日本は超高齢化社会にあると言われており、今後はさらに高齢の方の割合が増えると予想されています。そこで、今回は高齢者にやさしいインテリアコーディネート術を紹介。
年をとった自分の父や母などの部屋をコーディネートする際の参考にしてみてください。
●やさしいデザインの家具を●
まず、大前提として部屋を大理石の床にしたり、角の尖ったテーブルやイスなどを設置するのは避けたほうがよいでしょう。当たり前と言えば当たり前のことで、これらに頭や体をぶつけたら大事故につながってしまいます。高齢者の方は視野が狭く、足腰が弱っているため転倒などもしやすいのです。なるべく家具は丸みのあるもので、ぶつけても怪我をしないようなデザインにしてあげましょう。椅子の高さなども少し低めにしてあげるといいかもしれません。これによって高齢者の方でも座りやすくなります。
●バリアフリー向けの家具を●
とにかくバリアフリー優先。バリアフリー住宅という言葉はみなさんもよく耳にされるかもしれません。段差が少なかったり、洗面台やキッチンの高さも車いすでも使いやすい高さだったり、階段やトイレやお風呂の浴槽にも手すりがついていたり。
※参考:新進建設株式会社 ホームページより
http://www.shinshin-homes.com/mailmaga/110804/20110804.html
最近はバリアフリー向けの家具も販売されてますよ。配色については明るい赤色などがおすすめ。高齢者の方はどうしても目の劣化によって視野が狭く、それでいて白濁化や黄色化などが進んでおり、若い方と比べて見え方が違います。しかし、赤色はそういった白濁化などの影響を受けにくく、気分を高揚させる効果があると言われているのです。歳をとるとどうしても自分の死を感じるようになりますからね。色の効果で少しでも前向きに気持ちを取り戻してあげましょう。
こちらのホームページにはバリアフリー用のオリジナル家具などが紹介されています。ぜひのぞいてみてください。
バリアフリー家具 山田木工所:http://www.yamadamokkou.com/gallery/gallery_list-1432-6277-1.html
●高齢者が住みやすいお部屋●
また、こういった高齢者特有の症状も含めて、高齢者とどうやって付き合っていくのかも考えておいた方がいいかもしれません。既に話したようにこれからは超高齢化社会ですので、どうやって年寄りと接していくのか、おそらく自分の親であっても分からなくなる時がくると思います。インテリアコーディネートで高齢者にやさしい部屋を作ってあげると同時に、ネットなどの情報を元に一度考え直してみるのです。いくら最適な部屋があっても、高齢者に対する理解がなければ幸せな暮らしは実現しません。いずれは自分も高齢者となる時がくるのですからね。
こちらのホームページでは、高齢者にとっての住みやすい社会や暮らしについてまとめられています。わたしの両親も定年を目前にしています。まだまだ元気ですが、身体の弱りなどを感じることもあります。こちらのホームページを読んで、これから直面する高齢者問題などにきちんと目を向け、皆が住みやすい生活をつくっていくことも大切だなと感じました。
笑顔で暮らせる社会へ:http://egao-happylife.com/